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2023年 年頭の挨拶

2023.01.04 ブログ

新年、明けましておめでとうございます。
三賀日は穏やかな天気に恵まれました。特に元旦は雲一つない素晴らしい初日の出と富士山が拝めました。しかし今一つ心が晴れませんでした、昨年を振り返ると、

(1)年が明けて早々ウクライナ紛争が勃発しエネルギー(化石燃料)と穀物の供給に支障が生じ、生活必需品の高騰につながりました。さらに米国の金融政策により急激な円安が進行し、物価高騰に更に追い打ちがかかりました、一面円安は輸出企業に好業績の恩恵をもたらし、生産拠点の国内回帰の期待も出始めました。しかし消費増税がうわさされる中、年末に防衛増税案が出され重税感が拡大、個人消費に影響しそうです。且つ日銀が金利幅を±0.25から±0.50に拡大し、再度円高が進んでいます。

(2)台湾有事は日本有事と訴え、自由で開かれたインド太平洋構想の実現に向けクアッドによる協力体制の構築 憲法改正・防衛力強化を提案していた安倍元首相が暗殺されました。大総裁をこの様な形で失ったショックと喪失感が日本国民を覆いました。
国会やマスコミは統一教会問題に一生懸命で、肝心の犯人や背景の捜査がお座なりに成っていると思い何とも言えない不安感がぬぐえません。

(3)一昨年の夏以降から鋼材の高騰が始まり、昨年は電子部品の納期の長期化と高騰が装置メーカーの足枷となり引き合いは活発ではあるが物が作れない状態となり現在も続いています。 多くは中国のゼロコロナ政策による海上輸送のコンテナが港湾に滞留した事と、生産工場のロックダウンが原因と思われます。 年末に起こった白紙デモによりゼロコロナ政策は解除されたようですが、感染爆発により外出や出勤を自粛しているようでゼロコロナ政策中とあまり変わりがないように感じます。

以上、昨年は動乱の年だったと思います。 今年も引続き国際紛争や不景気・インフレ(スタグフレーション)が続くと思います。 この様な国際・国内状況においてもLib業界の投資意欲は活発で有り、非接触式厚さ計(TM101)の引合いは活発で、スリッターの注文も増えています。 しかし安心、慢心は禁物です。 厚さ計においては共焦点レーザー式の競合する製品が出てきています。 弊社の強みは世の中にない独自の技術と製品を持っていることです。 共焦点レーザー式の厚さ計も弊社独自の技術で競争力のある製品を開発しましょう。 時間は限られています、危機感を持ち気持ちを引き締めて開発に当たってください。 新社屋は3月10日に引渡しされ3月25日落成式を行う予定です。新たな船出が始まります、皆さんと心を合わせて頑張りましょう。

皆さんの健康と多幸をお祈り申し上げ年頭のあいさつといたします。

代表取締役社長
田原 義博

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